初期の酒場の喧嘩で高い人気を博した、第4回と第9回の「The Great Summoner Competition」のルールが採用されています。
ヒーローがヴァリーラ固定であり、デッキがランダムに構築されることが、今回との相違点です。
ちなみに「The Great Summoner Competition」は、初めて同じルールが再登場した酒場の喧嘩です。
呪文をプレイすると、それと同じコストの全ミニオンの中から、ランダムに選ばれた1体が自陣に召喚されます。
例えば、コスト3の思念奪取をプレイすると、コストが同じく3であるミニオン(刈入れゴーレムなど)が味方のミニオンとして召喚されます。
呪文のコストが変更されると、召喚されるミニオンのコストも変更されます。
例えば、コストが5から0に減ったしめやかな通夜をプレイすると、コスト5ではなくコスト0のミニオン(ウィスプなど)が召喚されることになります。
呪文のコストが増えた場合も同様です。
この対戦ルールにおいて最も留意すべき点は、ランダムなミニオンが召喚されてからプレイした呪文が発動されることです。
例えば――
- 捻じれし冥界をプレイすると、それをプレイしたことによって召喚されるランダムなコスト8のミニオンも、召喚後に捻じれし冥界によって破壊される。
- 野生の力で味方全体に+1/+1を付与すると、それをプレイしたことによって召喚されるランダムなコスト2のミニオンにも、同じく+1/+1が付与される。
- メイルシュトロームのポータルをプレイした結果としてブラッドメイジ・サルノスが召喚された場合は、呪文ダメージ+1が適用されて敵陣全体に2ダメージを与える。
この対戦ルールによって召喚されるミニオンは、手札からプレイされていないので、雄叫び能力を発動しません。
選択、コンボの能力も同様です。
何らかの理由によって雄叫びミニオンが手札に入った場合は、それをプレイすることで、通常どおりに雄叫び能力を発動させることができます。
したがって、雄叫び能力を持つミニオンは、そのほとんどがコストに比しては弱いミニオンとなります。
ただし、負の雄叫び能力を持つ魔力のゴーレムなどは、それが発動されないために、逆にコストに比しては強いミニオンとなります。
この対戦ルールによって召喚されるミニオンは、手札からプレイした場合と同様に、召喚されたターンでは攻撃できません。
もちろん、突撃能力を持つミニオンは、登場した時点で攻撃可能となります。